10年程前のこと。
JRの駅構内で、改札出口付近の乗換案内を見上げて、ソワソワしている外国人を見かけました。
その人は髪が金色に近い茶髪で、背が高く目立っていました。
年は30~40代くらいの男性です。
困ってるのかな?と私は思い、
一回その人の前を通り過ぎましたが、やはり戻って声をかけました。
「Can I help you?」
するとその男性は驚いた顔で、
「だいじょうぶです」
と答えました。
我ながらよく聞いたと思います。
外国人だと思い勇気を出して英語で声をかけたのに、返事が日本語だったので恥ずかしくなりました。
とはいえ、その人が「だいじょうぶ」で良かったです。
多分その時に声をかけていなかったら、私は後悔していたと思います。
駅や街中でも、私はつい周りを観察しすぎるようです。
電車内なら困っている人がいたら席をゆずりたいと思っていますし、もし危険な人物がいたら距離を置きたいと思っているからです。
困っている人を助けたいという思いと同時に、私は心配性の自分の為にも声をかけて心配を解消したいのかもしれません。
今回声をかけた方は困っていなかったので失敗でしたが、誰にも迷惑はかかっていないはずです。
もしかしたら、外国人だからってすぐに声をかけるな!と思ったかもしれませんが、怒った様子はありませんでした。
よくよく考えれば、困っていれば自分で誰かに声をかけるはず。
今後はできるだけ、もっと明らかに困っている人には声をかけて手助けできたらと思います。
声をかけるかどうかについて、私は気にしすぎでしょうか?
これからも私は声をかけていいのでしょうか?
本当は何も気にせずに声をかけられるようになりたいと思っています。
ただ、もし声をかけて怖がらせてしまったら申し訳ないです。
本当に困っている人を上手に見極められるようになりたいです!