「一部の作品のみ写真撮影可能」の展覧会
「一部の作品のみ写真撮影可能」の展覧会に行った時のことです。
- 作品横にカメラマークのない作品は撮影禁止
- 動画撮影は全作品で禁止
という撮影の注意事項を、入場時に全員が係員から説明を受けました。
しかしルールを無視する人がいました!
文句を言いながら大きな音でシャッターを切る人
ひとりの若い男の人がカメラマークの付いていない作品を撮影していました。
「なんで全部の作品を撮っちゃいけないんだ?」「撮っちゃえ」と、一緒に来ていた女の人に言っていましたが、女の人は「フフフ」と笑うだけでした。
撮影した時に「ガシャッ」と大きな音がしてかなり目立っていたので、すぐに係員に注意されてデータを消すように言われていました。
絵画に接近して動画を撮る人
別の男の人は動画を撮っていました。
その人は一人で来ているようで、コソコソせず堂々と動画を撮っています。
作品を舐めるように撮影していたので、相当この作品が好きなんだろうとは思いました。
動画は撮影時にほとんど音がしないので、近くの係員は全く気付いていませんでした。
私はルールは守って欲しくて、その男の人に注意しようか迷いましたが、近くの係員に「動画の撮影はいいですか?」と聞くのがやっとでした。
私の声がその男の人に届いていればいいなと思いましたが、すでに動画は撮り終え、男の人は違う作品を眺めていました。
禁止行為をしている人に注意をしていいか?
禁止行為をしている人に注意したくてもできずに悔しかったです。
注意できなかった理由は、
- 係員じゃないのに注意する資格はあるのか?と迷った
- 周りから「注意をする変わった人」に見られるのが嫌だった
- 注意された側は声をかけられたら恥ずかしいだろうと思った
- 撮影許可を得ている関係者かもしれない
等です。
もし、同じ空間に二人きりなら注意しやすいですが、会場は大盛況で混雑していた為、人の目が気になりました。
禁止行為を見つけた時は、直接声を掛けて注意していいのでしょうか?
注意する資格とは? 係員じゃないと注意できないのでしょうか?
多分誰もが注意して良いはず!
お互いに注意しあって良い展覧会にすれば良いと思うのですが、まだ何かひっかかります。
自信を持って注意出来るようになりたいです。
何故撮影禁止なのか?
そもそも写真撮影OKとNGの作品があるのは何故でしょうか?
その理由が来場者に伝わっていない為に、ルールを守らず禁止行為をする人がいるのだと思ます。
理由を知らないとルールを守れない人がいる為、展覧会側は出来ればその理由を教えてくれたら助かります。
おそらくは撮影OKの作品は、作品の所有者がOKを出しているからだと思います。
何億も出して手に入れた作品を出展してくれて、更に撮影許可もしてくれるのはありがたいことです。
それを当然のようにどの作品も撮影していいと思い込むのは、作品の所有者も悲しむと思います。